同窓会スケジュール

恩師を訪ねて『恩師知新』Vol.1 -牧川先生-

2025.08.20

かつて教壇に立たれた恩師を訪ね、当時の思い出や現在のご様子をお聞きする「恩師知新」。
第1回は、英語科教師で入試運営部長もされていた牧川先生に会いに、兵庫県にある先生の工房をお伺いしました。!

聞き手:板垣英治(平成1年・1989年卒業)竹森未紗(平成27年・2015年卒業)

-牧川先生はどうして関倉の先生に?

 卒業の半年前に大学が箕面に移転してきて、たまたま関倉から英語教員の求人が来ていることを知り、大学から近くだったのですぐに面接を受けに来ました。


 実は高校受験の時に関倉を併願で受けていたので関倉のことはなんとなく知っていましたが、当時はスクールバスに乗せられてどこに行ったかわからないという印象でした。
 採用面接では英語のやりとりがすぐに始まって、やっぱり私学は違うなあと強く感じましたね。面接終了後、帰りがけに面接官の稲益先生に「もうあなた採用やからね」と言われて、ほっとしました。
ちなみに同期は英語の福原先生と、国語の白石先生でしたね。

-教員時代、印象に残っている生徒はいますか?

 尊敬する人物を聞かれたら、卒業生が何人か入るのですよ。この子すごいな、見習わないといけないなと思う生徒が何人かいるのですけど、例えばHくん。彼はね、いつも坊主にしていたので野球部に間違われるのですが、帰宅部だったのですよね。何でも一生懸命やる子でね、当時ラグビー大会と柔剣道大会があり選手として活躍していました。卒業してからも何度か会いましたが、東北の大学に通っていて、バイクで東北から来て家に帰らずまず高校に来てくれていましたね。
 あとは、共学になった当初、女子は普通科ではなく国際科で募集・入学していたので「国際理解」という、自分でテーマを決めてコンピュータルームで調べて、最終的に皆の前でプレゼンをするという普通科にはない授業を担当していました。プレゼンがとても上手で、それこそプロのアナウンサーよりもはるかに上手なんじゃないかって思うような生徒がいましたね。それから、国際理解ってテーマなのに「私はネギが好きなので、いかにネギが好きかについて発表します!」って言ってネギについて延々と発表した陸上部の女子がいましたね。とても印象に残っているプレゼンもあって、いい経験をさせてもらいました。

―退職された今は、どのようにお過ごしですか?

 退職してから何をしようかって考えていて、昔ずっとギターをやっていたのでもう一度真剣にやってみようと思い、2015年にコンクールのシニア部門3つに出ました。やりがいもあってその次の年も出たのですが、フォーカルジストニアという特定の場面で思い通りに右手人差し指が動かせない病気になってしまって。このままではギターが弾けなくなってしまうかもと思って、そこからチェロを始めました。弦楽合奏にも参加して、練習に励んでいます。
 また、死ぬまでいろいろ新しいことに挑戦してみようと思い、Youtubeで見て面白そうだったレーザー彫刻機を買いました。そこから関倉のロゴ入りキーホルダーを作ったり、知り合いのピアノ教室の先生にお願いされてピアノ型のキーホルダーを作ったりしています。データ作成のソフトの使い方を勉強するのが大変ですが、DIYの本場 米国のYoutubeの解説動画を見て何とかやっています。英語はこういう時にもやっぱり役に立つなと思いましたね。
 それから溶接もやってみようと思って半自動溶接を始めて、そのあとは電気工事士の資格を取るために半年くらい一生懸命勉強して、電気工事士二種を取ってエアコンの電気を200Vに変えたりしてみました。去年の暮れにはマンドリンを購入しました。これからも新しいことに挑戦しようと思います。

――貴重なお話をお伺いさせていただき、ありがとうございました!

「○○先生にインタビューしてほしい!」や「退職された○○先生の近況が知りたい!」などリクエストの他、編集委員が喜ぶので感想も募集中です!
次回もお楽しみに☆

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